絵本

木を植えた男

素晴らしい本でした。

木を植えた男

著者:ジャン ジオノ

木を植えた男

「人びとのことを広く深く思いやる,すぐれた人格者の行いは,

長い年月をかけて見定めて,はじめてそれと知られるもの。

名誉も報酬ももとめない,まことにおくゆかしいその行いは,

いつか必ず,見るもたしかなあかしを,地上にしるし,

のちの世の人びとにあまねく恵みをほどこすもの。」




という書き出しではじまります。

南仏を舞台に,
妻子を亡くした孤独な男性が,
荒廃した土地に黙々と木の種を植え続け,
人知れず,大地を再生させていく話。

今を渦巻く,
短絡的な成功や,絵にかいたような欲望。

そのようなものとは相反する次元にある

人間の尊厳。

徳。


そういう忘れられやすい,
目に見えにくい大事なものを
一人の名もなき男の一生と美しい絵で,
心に深く沁みわたって思い出させてくれました。


なんだか,とっても心を揺さぶられました。

高学年向きかな。
でも,我が家の子どもたちも(さすがに,4歳の子には難しすぎたようだったけど),
難しいながらも,読後は,何か感じ入った様子でした。

側において,時折,見返したくなるような,そんな絵本です。



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メイシーちゃんのお家シリーズ

絵本の記事を書くと,止まりませんhappy01heart04

前記事に,

どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

をよく,出産された人のお祝に贈ると書いて,連想したのが,
こちら↓「メイシーちゃんのくみたておうちシリーズ」

本を開けると,お家のお部屋がいっぱい立ち上がってきて,
紙だけど,
お人形やおままごとの部品がいっぱいあって,
子どもはかなり遊べます!

我が家は,長女が2歳のときに,夫が「メイシーちゃんのおうち」を買ってきて以来,

子どもたち大好き!

徐々に,「のうじょう」,「あたらしいおうち」と増えていき,

今でも,三人で,ごそごそと三つのお家を取り出して組み立てて,遊んでいます。

2000円前後なので,お子さんのいるお家の手土産にも喜んでもらえます。


これ,お勧めですよ~!

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どんなにきみがすきだかあててごらん

また,また,柔らかい記事ですhappy01


すごーく,すごーく難しい質問だけど,

「あなたが一番好きな絵本は何ですか?」

と,もし聞かれたら,

私,この絵本を挙げる可能性,かなり高いです。


どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

著者:サム マクブラットニィ

どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

あなたのことが大好きだというこの気持ちを,

どうしたらありのまま伝えることができるだろう?


恋愛に限らず,こんな気持ちになったことありませんか?

そんな気持ちをチビウサギとデカウサギが,
いろんな方法で,相手に伝えようとするお話。

絵がきれいで,可愛くて,相手を想い合うチビウサギとデカウサギが愛おしくて,

そして,読んだ後,ジーンと心に温かい余韻が残る素敵な絵本です。


職場の人や友達が出産する時,簡単なお祝いや手土産に贈ることの多い絵本です。

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ひかりの里のハル

ちょっと,固い記事が続きましたので,今日は柔らかい話題をcherry



先日,修習生のための選択型実務修習の中の
人権・男女共同参画という講座の中の1コマだった,

「弁護士のワーク・ライフ・バランス座談会」

なるものに,縁あって3名のパネリストの内一人として参加させて頂きました。
(最近,なぜかWLB漬いてるんです…。座談会の感想は,また後日,記事にします。)

その際,パネリストの一人に,大平光代さんのご主人様がいて,
最後に,大平光代さんが作成された絵本を「お子さんに」と頂きました。

ひかりの里のハル

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この絵本は,大平先生が作成されたステンドグラスを,
大平先生自身が写真に撮影して,
文章も加えて作られた絵本だそうです。

ステンドグラスが,本当にデザインも色合いも美しくて,
子どもに読み聞かせながら,
家族みんなで「わぁ,きれい~!」と声を上げながら読みました。

三女は,読み聞かせ後も一人で頁をめくって,
絵を眺めていました。
子ども心に惹かれるものがあったのだと思います。

次の日,長女が,「読んで」って,持ってきたのはこの本でしたhappy01


ご夫婦は,授かったお嬢様がダウン症でいらしたので,
山里に引越をされて,
今,時間がゆっくり流れる自然の中で,豊かな生活を送られているとのお話でしたが,

その丁寧で,豊かな時間がこちらまで伝わってきて,

心が豊かになる絵本でした。


大平先生の著作,有名なのにまだ手に取る機会がなかったので,読ませていただこうと思いました。(「今日を生きる」と「陽だまりの時間」の表紙の写真は,ご主人さまが撮影されたそうです)

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ぼくを探しに 

本当に,絵本ブログになっている気が…sweat01

小学校のボランティアの工作の先生に教えてもらった絵本。

      
続ぼくを探しに  ビッグ・オーとの出会い

著者:シェル・シルヴァスタイン

続ぼくを探しに  ビッグ・オーとの出会い
      
新装 ぼくを探しに

著者:シェル・シルヴァスタイン

新装 ぼくを探しに

完全に大人向けの絵本です。
だって,漢字にルビ振っていないんだもん。

そして,奥深い…。

絵はいったってシンプル。文章もそぎ落とされて砥がれていて意味深。
読む人によって,解釈がいくとおりもできるかも。
同じ人でも読む時期によって,感じることが違ってくるかも。

欠けているところがあるぼくが,
欠けているところがあるから楽しくないんだと思って,
自分にぴったり合う「かけら」を探す旅に出る「ぼくを探しに」。

いくつかのミスマッチを経て,ぴったりの「かけら」に出会ったが…


かわって,

三角形で,自分では転がることのできない「かけら」が,
いつか自分にぴったりの相手がくるはずと思い,
出会いを待つ「ビッグ・オーとの出会い」。

ぴったりの相手に出会い,二人して幸せに転がって行ったものの,
だんだん自分が大きくなって,サイズが合わなくなってしまう。


「君がおおきくなるなんて 知らなかったよ」


「ぼくだって」とかけら


このくだりが,一番好き。

夫婦の愛情や友達の友情が,いつまでも続くと安心していてはいけなくて,
同じスピードで,進化していないと,
どこかで合わなくなってしまうってこと,
あるのが当然かも。

と,気付かされました。

そして,また一人になることを選択したかけらに,

欠けた所のない,まん丸のビッグ・オーが現れて,

かけらは…!

結構,衝撃的で感動的なラスト?

やっぱり,このラストが一番好きだな(どっちやねん)。


続きは,ぜひ,手にとって読んでみてください。

すごく大人で,知的な絵本です。

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はっぱのおうち

だんだん,絵本ブログになっている気がする…coldsweats01

前記事にもした林明子さん。

この人の描く女の子は,本当に最高!大好きheart04

で,本屋さんに行って立ち読みをして,
この絵本の女の子に一目ぼれheart04

また,買ってしまいました。

      
はっぱのおうち (幼児絵本シリーズ)

著者:征矢 清

はっぱのおうち (幼児絵本シリーズ)

お庭で遊んでいた女の子が,はっぱのしげみで雨宿りするお話なんだけど,

ページをめくるたびに,表情豊かな女の子の絵が!

あ,この顔は,長女に,

あ,これは,次女に,

ふふ,これは三女にそーっくり!


と,なぜか,うちの子達を連想しちゃう。


それだけ普遍的な子供の表情を描ききっているんでしょうね。

読んでて,母も子供達も,笑顔になっちゃう,かわいい絵本ですheart04

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エロール・ルカイン

昨日,次女のピアノの発表会用のドレスをくれた知人へのお礼に,

お嬢さんにと,絵本を買いに行きました。


贈ったのは,エロール・ルカインのこちらの2冊↓

エロール・ルカインの絵は,半端なく美しい。
耽美で,繊細で,創造的で…溜息が出るほど。

彼でしか描けない世界が広がっていて,
このオリジナリティは,彼の生い立ちから生まれたものなのかな。

大人が見ても,毎回,美に浸れます。

確か,さくらももこさんは,子供の時,「12人のおどるおひめさま」を見て
絵描きになろうとおもったとか。

エロール・ルカインの本も少しずつ集めたいな。

おどる12人のおひめさま―グリム童話

著者:ヤーコプ・ルートヴィッヒ・グリム,ヴィルヘルム・カール・グリム

おどる12人のおひめさま―グリム童話
      
      




白猫

著者:エロール・ル カイン

白猫

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わすれられないおくりもの

絵本,やはり,あなどれませんねぇ。

短いストーリーにギュッと凝縮された本質。
絵と間の感性への刺激。

子供たちに読みながら,
深く深く感動すること度々。

最近,読んで,久しぶりに涙ぐんでしまったのは,こちら

      
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

著者:スーザン・バーレイ

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

年をとって,自分に死期が迫っていることを感じるアナグマのお話。

「アナグマは,死ぬことをおそれてはいません。

死んで,からだがなくなっても,心は残ることを知っていたからです。」

そして,

アナグマが亡くなってから,みんなの心の中にどのようにアナグマが残り,

生前,アナグマがみんなにどれだけ愛を与えたのかが,感じられるストーリー。

あぁ,アナグマのように生きるために,人は生まれてきたんだ!

愛とは,こういうことをいうのだ!

と,感動しました。

愛って,小さな小さなことだけど,
毎日,誰かを幸せにするように生きていくということなのだ。

大人のための絵本です。

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とん ことり

夜にやろうと持ち帰った仕事の,
フラッシュメモリーに入れたはずのデータが入っていなかった…cryingガーン!

………もう,


こんな時は……

関係ないことしちゃえっ!

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4月ももう終わりですねcherryblossom

今年の桜は長く咲いて素敵でした。

私は,念願の吉野の桜を初めて観に行きました。

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満面の桜に,これが吉野の桜かぁ…と。

子供たちといつか行こうと思っていた願いが叶いました。

早朝の奥千本の金峰神社,古式ゆかしい佇まいの水分神社が思いがけず素敵でした。

で,本題。

ここ数年,リビングのカレンダーは,絵本作家の絵のものを使用しています。


絵本作家さんのカレンダーは,
色合いも優しいし,
今までに子供達と呼んだシーンの絵なので,
「あ,あれ,〇〇って言う場面や!」等,
子供たちとの会話も生まれるし,
何より,見ていて心が和みますconfidentheart04

今年は,林明子さん(昨年は,ぐりとぐら,一昨年は14ひきシリーズ)


林明子さんは,一杯,絵本を描かれていて,
きっとみなさんも子供時代に読んでもらった絵本に,
見覚えがある絵本が必ずあるはずです。

今でも,林明子さんの絵本を子供達と一緒に読んでは,
私が一番嬉しそうな顔をしているかもhappy01


「こんとあき」を,長女と一緒に初めて読んだときは,
読んでいる途中に,
私が号泣してしまいました。

とにかく,この人の描く女の子を見ると,胸がキュンとします。

林明子さんの描く女の子は,

大切に育てられていて,
ちょっとお転婆だけど,
まだまだ甘えん坊で,
かわいらしい。そんな雰囲気があって大好きです。

今月のカレンダーの絵は,春らしくって,

春を体中で感じて喜んでいる二人の女の子の姿が描かれていて一番好き。

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わぁ,いいなぁ~。この絵本,読んでみたい。読んでみたい。

なんて,見るたびに言っていて,

でも,図書館にもなくて,本屋さんでも見かけなくて。

4月も今日で最後だし,今月は毎朝,早起きして頑張ったし,自分へのご褒美として,

アマゾンで買ってしまいましたcoldsweats01 明日,届きます。楽しみheart04



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自分で自分を

モチモチの木

子供の頃,幼稚園でも小学校でも読んでもらいましたが,
木が色とりどりに輝く場面ばかりが,
心に残って,
主題が何か,わかっていなかったかも。

大人になって読んで,
初めて,

最後のこの言葉に気づきました。


「 じぶんで じぶんを よわむしだなんて おもうな。
 
 にんげん,やさしささえあれば,
 
 やらなきゃならねえことは,

 きっと やるもんだ。」




      
モチモチの木 (創作絵本 6)

著者:斎藤 隆介

モチモチの木 (創作絵本 6)

英訳本でのタイトルは,

「The Tree of Courage」

なんですね。なるほど!

斎藤隆介さんの絵本シリーズ,全部集めたいな。



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