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マミートラックに気をつけて

前記事,瀬地山先生の講演で,目から鱗だったのが,マミートラック。

時折,言葉には触れていたものの,その真の怖さには気付いていませんでした。



真のワーク・ライフ・バランスを実現するためには,
均等支援両立支援が必要
だということです。

これは,

1.男女の均等支援も,子育てと仕事の両立支援もなされていない職場は,
  「昭和型化石企業」

2.男女の均等支援がされているけど,子育てと仕事の両立支援がされていない
    職場は,男女とも「モーレツ社員」しか生き残れない職場。

3.子育てと仕事の両立支援はなされているけど,男女(ないしは,
  子育てしている人としていない人との)均等支援がなされていない職場,
  ないし子育てしながら働く人が歩む職種が限定されている場合
  これをマミートラックというそうです。

  マミートラックがある職場の特徴は,
  管理職に子持ちの女性社員がいないということ。

  


要は,子育てと仕事の両立は可能であるけれども,
両立を選んだ人には,責任ある仕事を任されることはない。ということでしょうか。
企業内の専門職がマネージメントの部門に配属されないのと似ているのかも知れ
ません。

私の場合,マミートラックを進みかけていたかも,と気付かされ,ちょっとぞっとしました。


早く帰る(と言っても5時か6時)から,給料は減らしてもらっても構わない。
私の業界では,出産後復帰した女性弁護士は,そういう人が少なくありません。

今後,子どもを抱えながら,どうキャリアを作っていくのか?
今,復帰した女性弁護士みんなが,ずっと考えていることです。



あなたの会社,業界ではどうですか?
子育ての時間を確保している社員も能力を正当に評価され,
かつ能力を発揮する仕事が与えられ,他の社員と同じように評価されているでしょうか?

ついつい,子育てと仕事の両立に必死になって,
キャリアの行く末を見失いがちですが,このマミートラックに填り込まないよう,
慎重に考えないといけないですね。

状況を大きく変えることは困難でも,少しずつ少しずつできることをやっていく。
そんなことを重ねていく中で,周囲の考えが変わっていくといいな,と思います。


志は高く,時折,日々の小事に埋もれない高い視点で先を見据えて,
そして,また足元の一歩一歩を見つめ歩き続ける。



そして,いつの日か,

4.均等支援両立支援もなされたワークライフバランスをみんなが実現できますように!

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ワークライフバランス」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
色々と勉強になります。特に、Cateとは同年齢、でもキャリアも家族構成も随分違う。先に行ってるCateが考えることは、たぶん、私も今後考えていくこと。WLバランスは、子持ち家族の問題だけではないとも思いますが、もっと子育てをしながらちゃんとキャリアを築いていくために、どうしなきゃならないのか、何が必要なのか、色々と考えます。今後も勉強させてくださいね。ここでのシェア、楽しみにしています。

投稿: Ziva | 2010年10月29日 (金) 15時32分

この記事、とても興味深かったです。
最近私の中でも「女性」キーワードです。おひまなときに、mixiのお名前などあれば(あまり見ていないかな?)、教えてくださいね~
ではでは。書き込みばっかりで仕事しろ、と怒られそうなので、今週あとすこし、お仕事しまーす。

投稿: みっこ | 2010年10月29日 (金) 16時08分

Ziva!

直ぐにコメントをくれてありがとう!
そして,気持ちのこもったコメントを下さって,とても嬉しかったです。
そう,Zivaとは同じ歳なんだよね。でも,私が先を行っているわけではないですよ。Zivaは,私がしていない経験と技能をちゃんと身につけていらっしゃるのだから。

ちょっと,まじめな記事も増やしていこうと思っています。これからもよろしくね。

投稿: Cate | 2010年10月29日 (金) 23時08分

みっちゃん

mixiごめんね~。なかなか見なくって…。
私,「norikaho」でやっています。

「女性」ね。私も「女性」が好きなんだと思います。好きなら,もう,極めちゃおうかな。

いつも見に来てくれてありがとう。
これからもよろしくね。

投稿: Cate | 2010年10月29日 (金) 23時20分

ご無沙汰しています。瀬地山です。検索エンジンで「瀬地山 アホ」と入れたら、なぜか、このページに行き当たりました(爆笑)。なんでやねん?!でもこんな風に言及してくださり、とてもうれしいです。

たぶんお伝えしたと思うのですが、一点補足するとすると、マミートラック型の企業の人事の特色は、人の成果を業績の「蓄積」で判断する点です。これだと育休をとった分、男性に比べて「蓄積」ができないので、お母さん社員に決定的に不利になります。

一方マミートラックにならない企業というのは、「蓄積」ではなく、そのときの「能力」で判断します。育休の直後に評価が最低のところからスタートするのはしかたないのですが、基準が「能力」であればその差はすぐに縮まります。「待遇がよい」といわれる大企業ほどマミートラック型が多いことに、女性を活用できない日本の病巣があるように思えてなりません。

投稿: せちやま | 2012年12月 9日 (日) 18時07分

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