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2010年9月

最終準備書面

今日は,ちょっと,仕事での気付きを。

この仕事をしていると,年に1,2回位,

弁護士冥利に尽きるというか,
「この仕事をしていてよかったなぁ~」
という出来事に出会います。

依頼者の方と,ものすごく気が通じあって,感謝していただいたり,
依頼者だけでなく,大げさかもしれないけど社会正義のためにも
絶対,勝たなければいけない事件に勝てたとき等々。

先日,
どうしても勝ってあげなくてはいけない,
でも,証拠がすごく少なくて,訴訟的には難しい事件がありまして。
2年近く,関わってきて,
証人尋問で,相手方が涙を流す嘘の芝居を打ってきて,
「この人,尋問に呼ばなければよかったなぁ…(--;」と後悔したり,
裁判官の補充尋問で,
「えっー!?その質問するって,心証はもしかして…????」
と不安になるようなことがあったり…,
等々,いろいろとドラマがあり,

判決まで,勝つか負けるか五分五分だと思っていたのですが,
なんとか全面勝訴判決を頂きました。

で,判決理由を見ますと,
こっちが出した最終準備書面の構成と理由がベースになっているものでした。

この最終準備書面,
しつこい位に,小さな事実を拾いあげて,積み重ねて,
何度も構成を変えて,書きなおしたもので,かなりの時間を費やしたものでした。


新民事訴訟法で,
最終準備書面は,必ずしも提出する必要がなくなり,

新民事訴訟法以後の某裁判官の論文にも,
「事件の多くは,尋問前までに心証ができていて,
最終準備書面で判決の結論が変わるということは,極めて稀である。」
と記載されていたり,
ロースクールの民事実務の講義等でも最終準備書面については,
その重要性の説明もさほどしない傾向にあったのですが,

やはり,「最終準備書面は重要だ」と,思い至った次第であります。

渾身の,気持ちを込めて書いた書面は,
やはり,通ずるものがあるのかもしれない。

最後まで,あきらめず取り組み,全力を尽くすことの重要性を改めて認識しました。

大切なのは,常にこの全力を尽くす環境(特に,時間管理)を整えることですね。

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Wicked

8月の終わり。

長女と初めて,劇団四季「Wicked」を観に行きました。

昨年,夫が長女と,「美女と野獣」をわざわざ京都まで一緒に観に行き,
意外にも,「面白かった」と二人して興奮して帰ってきたので,

(観劇なんて,全く興味を持ってなかったはずなのにね~。

長女とデートできるなら,私とは行かなかったTDLでも観劇でも行くそうですdashぶつぶつ)

「今年は,ママと行こう」となったわけです。



原作は,湾岸戦争にヒントを得て,

「善」とか「悪」という概念は,どうやって生まれるのか?

というテーマで,

「オズの魔法使い」のサブストーリーという位置づけで書かれたものなので,

7歳の子が理解できるかな?と心配したのですが,



観劇後,感想を聞いてみると,

信念を貫こうとして,「悪い魔女」と言われてるに至ってしまった主人公や,

みんなに尊敬されている「オズの魔法使い」は,悪い人や。

等々,大筋を理解していて,7歳の子は,7歳の子なりに,

ちゃんとメッセージを受け止めているんだ。と,感心しました。



二人の魔女の友情の表現の仕方も,奥深かったです。




で,観劇後,親子して,はまってしまいまして,

英語版CD,日本語版CDを買い,

「一緒に英語勉強して,今度は,ブロードウェイに観に行こう!」なんて,

勢いづいています。



歌詞は,英語版を読むと,よりストーリーに深みが増します。

オリジナルキャストのイディナ・メンゼルがWickedのエルファバ役で,

トニー賞を受賞した時のパフォーマンス(YouTube)は,今見ても,感動します。




映画と違って,観劇は,やはり同じ空間で,役者さんの生の演技が観られるので,

受け取るエネルギーが大きい!


年に1,2回,こうやって家族と観劇する時間を持つのもいいかも,と思いました。

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来宮神社の大楠

前記事に書いたように,熱海に来たので,
前々から一度,お会い?したかった

来宮神社の大楠に会いに行きました(熱海駅から車で約3,4分)。

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樹齢2000年。
周囲23.9m,高さ20m。
本州で1位の巨樹だそうです。

幹を一周すると,寿命が1年延びるんだそうです。

30周しようかと思いましたが,
ささやかに,2周でやめておきました(笑)。

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幹に触れると,ほのかに温かく,
その大きさ,力強さに,感じ入りました。

2年前に,菅山寺の御神木にお会いした時から,
運気が上がった気がしています。

そして,今回,大楠さんに会って,
これからの日々も幸せなものになりますように,お祈りしてきました。


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10周年

昨日から,1泊,

司法研修所10周年記念大会のため,熱海にいました。

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全国の法曹同期が熱海に集まります。


10年ぶりに会う人,教官も多く,
覚えてもらえているだろうか?等々,今から思えば不要な不安を持ったりして,
ちょっと億劫になったりもしたのですが,
行くと,一気に空気が10年前にカムバック!

みなさん,男性陣は,若干,膨らんでいる方が多かったですが,
10年経っても,意外と変わっていなくって,
「うわぁー,懐かしい!!」

教官に,
「まのちゃん!」と,
当時の愛称に呼んでいただいたのには,その心遣いに,
恐縮してしまいました…。感謝。

クラス別懇親会では,
一人一人,仕事やプライベートの近況報告をしたのですが,
みんな,しゃべるしゃべる!
しかも,話が上手い!

裁判官になった人。
検察官になった人。
弁護士で,ばりばり頑張っている人。ロースクール教育に力を注いでいる人。
刑事事件,人権問題,女性のDV救済等,プロボノ活動に取り組まれている人。
それぞれの分野でみなが真剣に取り組まれていること,
きっと,すごい努力,困難,10年間,いろいろあっただろうに,
こうしてみんな集まって,笑顔で近況報告し合える。

10年前,通算約6か月を一緒に過ごし,
学び・遊んだ,そういう時間を共有した仲間が集まり,
そして,10年前と同じ関係に戻れるというのは,
やはり,想像以上に感慨深いものがありました。



これまでの10年間を振り返り,
これからの10年間を思う。

やはり,節目節目というものは大切ですね。

私の10年間は,子育てと仕事の両立という問題と向き合いながら,
弁護士という仕事,
子育てをしながら仕事をするということ,
そして,何のために生きているのか?
そういう問題と向き合いながら,人生でも一番,いろいろと考えた10年間でした。

仕事を続けること自体も考えたこともあり,
やはり,
こうして,みんなと10年目に会うことができたというのは,
感慨深いものがありました。

10年目という節目を同期と一緒に迎えることができたことに感謝しつつ,
次の10年を有意義に過ごそうと思います。




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