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「自分の木」の下で

「自分の木」の下で

著者:大江 健三郎,大江 ゆかり

「自分の木」の下で

7年前、この本を読んだ時の感動が忘れられません。

当時、全ての文章が自分に響いて、
何度も何度も読み返しました。

当時、仕事で出会った少年達に1冊ずつ渡しました。

いつも私の本棚と心の隅にあった1冊ですが、

最近、再びこの本を読みたくなって、読み直しました。

大江健三郎さんが、子供向けに初めて書いた本と言うことですが、

一文一文、真実を突いています。

「大切な問題は、苦しくてもじっと考えてゆくほかありません。」

「自分が発する質問に、どんな答えが返ってくるか、そのことを良く考えないで質問するのは、あまり良いことではない」

「子供にとって、取り返しがつかない!ということは絶対にない」

等々…、

そして、表題となっている「自分の木」によせて、

「きみは大人になっても、いま、きみのなかにあるものを持ち続けることになるよ!勉強したり、経験をつんだりして、それを伸ばしてゆくだけだ。いまのきみは、大人のきみに続いている。それはきみの背後の、過去の人たちと、大人になったきみの前方の、未来の人たちとをつなぐことでもある。」

との文章があり、

「大人になっても、この木のように、また、いまのきみのように、まっすぐ立って生きるように!」

と書かれていて、

本当に、人生ってそのとおりだと、

私も迷いなくまっすぐ立って生きていきたいものだと、この文章を読むたびに思います。

3,4ページ毎に、大江さんの奥様の挿絵が入っているのですが、

この絵がとてもきれい。

全体として、これほど美しい本は、他にないのではないかと、思っています。

すばらしい名著です。

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